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少し前にCBCNETでも紹介した、YCAM10周年記念祭「架空の映画音楽の為の映像コンペティション」の募集が4月15日よりスタート。

このコンペは、映画に合わせて音楽をつけるという一般的な作業工程とは逆で、映画音楽の方が先にあって、その音楽から想像される映像をつけた映画/映像をジャンル問わず、広く募集するというもの。

楽曲提供者は三輪眞弘、上野耕路、青葉市子。曲も既に公開されている。楽曲のコンセプトなどは公式サイトへ。


三輪眞弘
映像のための「新しい時代」The New Era for movies


上野耕路
music for an imaginary film


青葉市子
SAKANA


審査員は、坂本龍一(音楽家)、樋口泰人(boid主宰/映画批評)、岡本美津子(プロデューサー/東京藝術大学映像研究科アニメーション専攻教授)、辻川幸一郎(映像作家)、真利子哲也(映画監督)阿部一直(山口情報芸術センター [YCAM] 副館長/チーフキュレーター)。

応募受付期間は、2013年4月15日〜30日。

選出された作品はYCAMや市内各所にて上映されるようなので、ぜひ、チャレンジしてみてほしい。

Information

架空の映画音楽の為の映像コンペティション
http://10th.ycam.jp/filmmusic/

– 楽曲提供者(敬称略)
三輪眞弘、上野耕路、青葉市子

– 審査員(敬称略)
坂本龍一(音楽家)、樋口泰人(boid主宰/映画批評)
岡本美津子(プロデューサー/東京藝術大学映像研究科アニメーション専攻教授)
辻川幸一郎(映像作家)、真利子哲也(映画監督)
阿部一直(山口情報芸術センター [YCAM] 副館長/チーフキュレーター/アーティスティックディレクター)

– 応募資格
年齢・国籍不問、プロ・アマ不問(グループ応募可、複数応募可)。
応募作品のジャンルは問いません。
著作権が応募者以外にある作品、他の映画祭やコンペティションでの受賞作品や既に劇場やテレビ、web等で公開された作品、もしくは予定がある作品の応募はご遠慮ください。
1曲(3分)につき1作品、7分以内の長さとします。
グループで参加する場合は、必ずそれぞれの役割等をクレジットしてください。

– 賞金
500,000円

– 応募方法
公式ページ参照

– 応募受付期間
2013年4月15日 [月] — 30日 [火]
※ 課題曲の視聴・ダウンロードは、2013年2月1日より可能です。

– 結果発表
2013年7月1日 [月]

– 展示期間
10周年記念祭会期中:2013年7月6日 [土] — 9月1日 [日] / 11月1日 [金] — 12月1日 [日]

楽曲提供者 プロフィール

三輪眞弘
58年生まれ。作曲家、メディアアーティスト。情報科学芸術大学院大学教授。東京都立国立高等学校卒業後、ベルリン芸術大学にて尹伊桑に師事し、その後ロベルト・シューマン大学でギュンター・ベッカーに師事。04年の『オーケストラのための「村松ギヤ・エンジンによるボレロ」』 で芥川作曲賞を受賞するほか、07年に「逆シミュレーション音楽」がプリ・アルス・エレクトロニカのデジタルミュージック部門でゴールデン・ニカ賞を受賞するなど、受賞多数。10年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

上野耕路
1970年代後半よりバンド『8 1/2』『ゲルニカ』で活動。以後バレエ、舞台、映画、CM(『たらこ・たらこ・たらこ』など)で活躍。1989年に『ウンタマ・ギルー』で第44回毎日映画コンクール音楽賞。NHK音楽映像詩『幻蒼』(1995年)で第32回プラハ国際テレビ祭チェコ・クリスタル賞、犬童一心監督『ゼロの焦点』(2009年)で日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。2012年、蜷川実花監督作品映画『ヘルタースケルター』、最新作は、犬童一心・樋口真嗣監督『のぼうの城』。日本作曲家協議会会員。JASRAC正会員。日本大学藝術学部映画学科非常勤講師。

青葉市子
90年生まれ。17歳からクラシックギターを弾き始める。10年1月、19歳の時に1stアルバム「剃刀乙女」でデビュー。2dnアルバム「檻髪(おりがみ)」、3rdアルバム「うたびこ」と、これまでに3枚のオリジナル・アルバムを発表している。