慶應義塾大学SFC筧康明研究室の取り組みを紹介するプロトタイプ展示会「Habilis 身体×物質×情報のシンカする関係」が、今年新たにオープンしたITOKI TOKYO INNOVATION CENTER（京橋）にて3月14日より開催される。

「Habilis」とは、ableの語源にもあたるとされるラテン語で、「できる」「適している」「ふさわしい」などの意味を持つ。筧研究室では、ヒトと実環境との関わりにおいて、人間が情報メディアによるサポートを受けるだけではなく、そこから新たな能力や視点の獲得 （Habilitation）を促すことを目的とし、身体（Human）、物質（Atoms）、情報（Bits）を介したヒトと実世界との新たな関係性 （Interaction）の構築を研究テーマにしている。

コンピュータの誕生以降、ユビキタスコンピューティングや拡張現実感（Augmented Reality:AR）などの考え方のもと構築されてきたデジタル技術は、いよいよ画面の中の世界（デジタル世界）と外の世界（物理世界）という壁を取り払い、身体・物質・情報がより密に溶け合うメディアや空間の創出を可能にしている。

今回は、筧研究室で制作された最新のインタフェースやディスプレイのプロトタイプを、実際に触れて体験できる形で展示する。既に日常にある素材や行為の上に組み込まれた情報メディアが、私たちに新たな気付きを与え、そこに新たな機能や価値を示してくれるだろう。

3月15日にはスペシャルトークセッション「身体×物質×情報のシンカする関係」も予定されており、筧 康明 (慶應義塾大学 環境情報学部 准教授)、瀧田 佐登子 (Mozilla Japan 代表理事)、他出演予定。こちらも合わせてお楽しみいただきたい。

Information

慶應義塾大学SFC筧康明研究室
プロトタイプ展示会「Habilis 身体×物質×情報のシンカする関係」
http://xlab-habilis.tumblr.com/

日時：2013年3月14日(木)〜16日(土) 10:00〜18:00 入場無料
会場：ITOKI Tokyo Innovation Center SYNQA
主催：株式会社イトーキ
企画：慶應義塾大学 SFC 筧康明研究室/株式会社イトーキ

スペシャルトークセッション
「身体×物質×情報のシンカする関係」
会場：ITOKI Tokyo Innovation Center SYNQA
日時：2013年3 月 15 日(金) 18:00〜20:00

登壇
筧 康明 (慶應義塾大学 環境情報学部 准教授)
瀧田 佐登子 (Mozilla Japan 代表理事)
ほか予定
定員：約70名(事前登録不要)

アクセス
東京都中央区京橋3-7-1 相互館110タワー1F
http://www.synqa.jp/
京橋駅/ 東京メトロ銀座線 2番出口直通
宝町駅/ 都営浅草線 A4出口より徒歩3分
銀座1丁目駅/東京メトロ有楽町線 有楽町線 A7出口より徒歩7分
東京駅/JR、東京メトロ丸の内線 八重洲南口より徒歩10分


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