<時間の標本>


アートディレクターの植原亮輔と渡邉良重によって設立された “キギ” の展覧会「続・キギ展 – 集合と拡散 -」が2月8日より代官山ヒルサイドフォーラムにて開催される。

植原亮輔と渡邉良重は、デザインカンパニー・DRAFT 在籍時の1999年より共同での制作をはじめ、多くのクライアントワークを手掛けるとともに、 作品<時間の標本>(「SPACE FOR YOUR FUTURE」(東京都現代美術館、2007年)、個展「時間の標本 – SPECIMENT OF TIME」 (AMPG、2008年)、などに参加)や、映像作品である<欲望の茶色い 塊>(「チョコレート」(21_21 DESIGN SITE、2007年)のために制作)などに代表されるパーソナルワークの制作も行ってきた。

2012年1月、「木はクリエイティブの象徴。1本ずつていねいに木々を育て、やがて森にしていきたい」 という願いを込めて “キギ” を設立。同年5月にはギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて「キギ展 植原亮輔と渡邉良重」を開催し注目を集めた。
アートディレクターである彼らの代表的な仕事が一堂に会した前展から、続く本展では、いままでの作品を発展させた新たな試みとして、植原亮輔、渡邉良重がそれぞれの新作及び初公開作品を発表する。
グラフィックワークの再構成(植原)や、絵本『ジャーニー』の原画(渡邉)、共作である「時間の標本」や、その新シリーズ(ガラス作品)などを発表予定。

副題である「集合と拡散」は、 “キギ” という会社名に含まれる「木」に象徴される二人の制作の指針を表している。
いままで公開の機会が限られていた彼らの一片を本展覧会にて是非ご覧頂きたい。

<時間の標本#002>


<Ryosuke Uehara>


<Yoshie Watanabe>


Information

続・キギ展 – 集合と拡散 –
http://www.hillsideterrace.com/art/130208.html

日時: 2013年2月8日(金) – 2月24日(日)11:00 – 19:00、会期中無休
入場料: 無料
会場: ヒルサイドフォーラム(東京都渋谷区猿楽町18-8ヒルサイドテラスF棟、東急東横線代官山駅より3分)
お問い合わせ先: ヒルサイドインフォメーション(TEL・03-5489-3705、E-mail・info@hillsideterrace.com)
協力: ヒルサイドテラス

関連セミナー 「ヒルサイドテラスの住人たち Part3」第7回キギ(アートディレクター)
<キギのこれまでとこれから>
日時:2013年2月13日(水) 19:30~21:00
出演:植原良輔、渡邉良重
会場:ヒルサイドフォーラム(F棟1階、展覧会場内)
会費:一般2500円、クラブヒルサイド会員/学生:1500円 ※ドリンク付
http://clubhillside.jp
お問い合わせ:ヒルサイドインフォメーション
TEL / 03-5489-3705 E-MAIL / info@hillsideterrace.com

Profile

植原亮輔
渡邉良重

アートディレクター。企業やファッションブランド、セレクトショップ等のブランディング及びアートディレクション、D-BROS をはじめとするプロダクトデザインを手掛ける。D-BROSのビニール製フラワーベース「hope forever blossoming」は、二人の代表作の1つ。主要美術館のミュージアムショップをはじめ世界中で販売され、2003年の発売以降毎年新シリーズの発表を続ける。植原はTHEATRE PRODUCTSの仕事で第十一回亀倉雄策賞を、渡邉は絵本『BROOCH』(文・内田也哉子)がNY ADC やONE SHOWでGOLDを受賞。国際的に主要なデザインアワードを多数受賞し、それぞれの作品が国内外で高い評価を受ける。 近作に、文化施設「クレマチスの丘」10周年記念、SANYO「2012 WINTER COAT CAMPAIGN BY SANYO」、那須「森をひ らくこと、T.O.D.A.」、通年でグラフィックのアートディレクションに携わる「PASS THE BATON」の新商品デザイン、ラッピングとD.I.Yをテーマにしたショップ「WRAPPLE」など。2012年5月に「キギ」展(ギンザ・グラフィック・ギャラリー) を開催し、作品集『キギ・KIGI』(リトルモア)を出版。ヴァンジ彫刻庭園美術館10周年記念展「庭をめぐれば」に作品「時間の標本」を出展。2012年10月、渡邉の新作絵本『ジャーニー』(リトルモア)が刊行。2011年まで共に所属していたDRAFTより独立しキギを設立、現在に至る。
http://ki-gi.com