シンガポールを代表するアートディレクター、テセウス・チャンの展覧会がギンザ・グラフィック・ギャラリーにて12月25日まで開催されている。

テセウス・チャンは、世界的に活躍するアートディレクター。”クリエイティブな作品は、予期しない驚きと好ましさという両方の反応をひきおこすものでなければならない” という信念のもと、1996年にデザインカンバニー「WORK」を設立。ジャンルの垣根を越え、挑発的でありながら、その場にふさわしいデザインを創造してきた。これまでに、D&DA イエロー・ペンシル賞、ニューヨーク ADC賞、コニュニケーション・アーツ賞など多くの受賞歴がある。

特に知られているのが、独創性あふれるインディペンデント・マガジン『WERK（ヴェルク）』。2000年に創刊された『WERK』は、毎号800～1,000部限定で制作されており、１部ごとに表情が異なるほど手の込んだものだった。

このテセウス・チャン流の手法を一語に畳み込むのが、「極限」「極端な手段」「身体の先端部分（＝四肢、指先、つま先、鼻、耳）」を意味する“Extremities”。

本展のためにテセウスは、世界初お披露目となる『WERK』20号を新たに制作し、gggという展覧会場そのものまでをもメディアとしてご紹介している。

こちらに少し会場写真がアップされている模様。

テセウス・チャン流の先鋭的な表現を、ぜひご覧頂きたい。

Information

テセウス・チャン：ヴェルク No. 20 銀座
THE EXTREMITIES OF THE PRINTED MATTER
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/

会期：2012年12月3日（月）～12月25日（火）
会場：ギンザ・グラフィック・ギャラリー　(ggg)
〒104-0061　中央区銀座7-7-2　DNP銀座ビル　
Tel. 03 3571 5206
11:00 a.m.－7:00 p.m.（土曜日は6:00 p.m.まで）　
日曜・祝日休館　入場無料