教育をテーマにした、ライブペイント・イベント「Live Paint DOJO 2012」が9月30日、TURNER GALLERYにて開催される。

ライブペインティングはストリートアートなのか?
この問いに対し、アーティスト側から何らかの解釈を示す必要があると常々私は考えるが、私は『ストリート』をそのまま『道』と日本語で解釈することを提案する。

『道』とは人生そのもののたとえであるとともに、書道、柔道、茶道などにみられるように、 ~ひとつの『道』を究める~といった意味もある。そしてそのそれぞれの道に共通するのは、『流儀』の存在ではないだろうか。
(以下省略)

プロデューサー 山尾光平 (Arahabaki代表)


こう考えると、クラブでのライブペインティングや、ネット世界の絵師の創作においてもストリートは存在することになる。 共通するのはそこに『流儀』が存在するということ。

00年代前後にクラブカルチャーより発した、 日本のライブペインティング。そんな、ここ10年に過ぎない歴史の中でも、全国各地にたくさんのプレイヤーが生まれた。彼らは、今後何を思い、何処に向って行くべきなのか? 本イベントは、ここ10年の歴史を踏まえた上での一つの参照点を目指すものでもある。

また、今回バトルといった形式をとったのは、シーン全体のスキルアップと意識の底上げに繋がるようなひとつの教育や稽古として機能できないかという考えによる。
このような教育によって、 国内におけるライブペインティングをはじめとしたストリートアートの社会的地位向上と、その世界的に稀に見る日本のライブペインティング文化総体の海外への輸出を目指す。

参加者は、東京・大阪・京都・金沢・福岡より集結した、若きペインター25名。

審査員は、若野桂(アートディレクター/映像作家/グラフィック・アーティスト)、SHING02(MC/音楽家)、DOPPEL(ライブペインティング・ユニット)、新井暁(RED1PRESS/gallery COMMON)、亀井篤(ターナー色彩株式会社)と豪華な顔ぶれ。

また、併設展示「~ゼロ年代のライブペイントの歩み~」と題して、山本拓馬(写真)、 山尾光平(年表)、大山エンリコイサム(文章)、大山康太郎(映像)、それぞれの展示と、ライブペイントバトル出場者12インチパネルの作品展示・販売が予定されている。




Information

ライブペイント・イベント「Live Paint DOJO 2012」
http://lp-dojo.info/index.html

■日時
2012年9月30日(日)(1500円 1ドリンク付き)
会場14時/開始15時/終了22時
中間審査・トーク:16時~17時
最終審査/表彰:19時~20時
※イベント終了後、10月7日まで作品展示

■会場
TURNER GALLERY
〒171-0052 東京都豊島区南長崎6-1-3 ターナー色彩株式会社 東京支店
TEL 03-3953-5155 FAX 03-3953-5153
※最寄り駅は、都営大江戸線「落合南長崎駅」A2出口より徒歩8分
西武池袋線「東長崎駅」南口より徒歩6分

■参加ペインター
【東京】Yohei Takahashi、YUSEI、RE、DRAWIZE、HOLHY、カナト、万美
【大阪】hitch、monnata、simo
【京都】ENTER、KONIROW、MADRICE、中LA、TAKUJI
【金沢】Takuya、Yohei、EN
【福岡】WOK22、ESDRM、RYOHEI、BOND GRAPHIX、WITNESS、SYOJI

■審査員
若野桂(アートディレクター/映像作家/グラフィック・アーティスト)
SHING02(MC/音楽家)
DOPPEL(ライブペインティング・ユニット)
新井暁(RED1PRESS/gallery COMMON)
亀井篤(ターナー色彩株式会社)

■併設展示
~ゼロ年代のライブペイントの歩み~
写真/ 山本拓馬『EyeRhymeとその時代(仮)』
年表/ 山尾光平 『Japanease Live-Painting Generation(仮)』
文章/ 大山エンリコイサム『ゼロ年代とライブペインティングの風景』(第1回)
映像/ 大山康太郎『TRY&ERROR』(インタビューver.)
作品展示・販売/ライブペイントバトル出場者12インチパネル

■協力
司会:4ceFINGER(中目黒薬局)
DJ:K(麹町画廊)、CHAI(BORDER LINE) 、他
会場床画制作:DOPPEL
デコレーション:wacky(COLORgung)
BAR/FOOD:SPES-LaB
UST配信:YEALO!

■主催・運営
Arahabaki