文化セクターにおけるリーダーシップのあり方について、日英のアート・クリエイティブ関係者が話し合うフォーラムが東京、仙台、京都の3都市で2月15日に同時開催される。

21世紀に入り、世界では人々の価値観や社会構造などが転換期を迎え、リーダーが持つべき資質や、社会における文化の役割も変貌しつつある。日本では、昨年3月11日の東日本大地震を契機に、文化や芸術を通して、新しいコミュニケーションや社会形成のあり方を提案する動きが、各地で活発に展開されるようになった。

英国においても近年、アートやクリエイティブ産業の幅広い分野で、社会全体の発展に寄与するような活動を展開する組織や個人への注目が高まっており、2005年頃から政府や民間主導の下、「カルチャー・リーダーシップ」という名を冠した人材育成プログラムが数多く提供されるようになってきている。

今回のミーティングでは、こうした英国の事例を紹介しながら、次世代のリーダー育成を視野に、日本におけるカルチャー・リーダーシップのあり方や、持続可能な活動方法、社会の発展を牽引する創造力の役割について、多様なフィールドで活躍する方々を交えて幅広く議論する。

プログラムの第1部は東京の模様を仙台、京都にてパブリックビューイングを行い、第2部は各会場にてパネルディスカッションが予定されている。

東京会場では、南條史生 (森美術館館長)をファシリエーターに、アレックス・フリートウッド(英国ハイド・アンド・シーク ファウンダー/ディレクター)、スー・ホイル(英国クロア・リーダーシップ・プログラム ディレクター) 、NOSIGNER (OLIVE PROJECT代表/ NOSIGNER DESIGN OFFICE)、齋藤精一 (株式会社ライゾマティクス代表取締役/アーティスト)、スプツ二子! (アーティスト)、など日英ゲストパネラーがパネルディスカッションを行う。

当日の3会場では一般の方の参加も募集するほか、ライブ中継も予定されている。
各地の詳しいプログラムは公式サイトにて。

Information

CULTURAL LEADERSHIP MEETING
―次代を牽引するカルチャー・リーダーシップを考える―
http://clmjp.tumblr.com/

開催日: 2012 年 2 月 15 日(水) 17:00~21:00
会場:
<東京> SHIBAURA HOUSE(東京都港区芝浦 3-15-4 5F)
<仙台> TRUNK(宮城県仙台市若林区卸町 2-15-2 5F)
<京都> HOTEL ANTEROOM(京都府京都市南区東九条明田町 7 番)
主催: ブリティッシュ・カウンシル、国際交流基金
協力: アサヒビール株式会社
参加費: 無料 ※要事前予約 ※日英同時通訳付
特設サイト: http://clmjp.tumblr.com/
※インターネット中継は上記サイトからリンクされます。
申込方法: 参加開催地、名前、所属、役職を日本語と英語で明記のうえ、
メール(UK-Event@britishcouncil.or.jp)にて申込み。 先着順。