新宿歌舞伎町の公共空間にて、「テクノロジーとアートを通して再認識される都市」をテーマとしたパブリックメディアアート展が 2011年11月19日〜12月3日の間開催される。

現代においてインターネットの役割が社会的に増大していく状況と相反して、都市や地域の固有性および独自性が再評価されつつある。また、地理情報システムの発達によってGoogle Maps、Foursquareなどのサービスが提供され、人々が新たな視点から地域と関わる可能性が生まれ、私たちと都市との関係も大きく変化してきている。さらに、「公共と個人」の問題を考えたとき、物理的な公共/個人とネットワーク上の公共/個人の関係性が大きな議論となっている。

このような状況を出発点として、気鋭のメディアアーティストを招き、新宿歌舞伎町の中心地に、アートコンテナを出現させ、新宿をテーマ/素材とした体験型・参加型プロジェクトを展開する。

参加アーテしストは浅野耕平安藤 英由樹+渡邊 淳司+田畑 哲稔+Maria Adriana Verdaasdonk筧康明木村悟之久野ギルクワクボリョウタ笹口数前林明次

ここでいうパブリックメディアアートとは、コンピュータを中心としたメディアテクノロジーを主要な表現手段とし、公共空間をコミュニケーション空間、社会空間とみなし介入していく姿勢を持ったアートプロジェクトの形態。

さらに、共催企画としてスクール・リサーチ・プロジェクトと題したプロジェクトも行われる。メディアアート、環境情報学、建築などの多彩な分野の教育機関が参加し、より領域横断的に都市+アート+テクノロジーの問題を議論する。

いつもとは少し違った新宿歌舞伎町を体験できるだろう。

Information

歌舞伎町アートサイト ーパブリックメディアアートの挑戦ー
http://kabukicho-art.org/

開催期間:2011年11月19日(土)〜12月3日(日)
会場 :
【第1 会場】 シネシティ広場(旧コマ劇場前) 東京都新宿区歌舞伎町1-19
【第2 会場】 新宿区立大久保公園 東京都新宿区歌舞伎町2-43
入場無料

出品者/団体 【アーティスト】 :
浅野耕平
安藤 英由樹+渡邊 淳司+田畑 哲稔+Maria Adriana Verdaasdonk
筧康明
木村悟之
久野ギル
クワクボリョウタ
笹口数
前林明次

共催企画 スクール・リサーチ・プロジェクト【教育機関】:
慶應義塾大学SFC 筧研究室
多摩美術大学 情報芸術コース メディアアート・ラボ
東京工芸大学 工学部 建築学科 鍛研究室
東京工芸大学 インタラクティブメディア学科 野口研究室

主催:東京工芸大学
企画運営:東京工芸大学芸術学部インタラクティブメディア学科
ディレクション:野口靖
後援:歌舞伎町タウン・マネージメント
事務局:東京工芸大学インタラクティブメディア学科野口研究室