青森市中心街の空き店舗仮設スペース「AIRS006」にて、現代美術家のタムラサトルの滞在制作展覧会が10月29日から開催される。

タムラサトルは、意味の破壊をテーマに作品を制作するアーティスト。ギアやチェーン、計りや分銅、電球などメカニカルなものを素材に、動きや音、光を伴う作品などを精力的に発表している。

本展は、AIRS企画Vol.4 「再考現学 [Re-Modernologio]」の一環で行われる展示で、現地での調査研究や滞在制作の成果を展示公開する。
AIRS(アーティスト・イン・レジデンス・サポーターズ)は、2001年12月に開館した国際芸術センター青森/ACACのAIR(アーティスト・イン・レジデンス)事業を中心にサポートすることを目的とした市民による組織で、2003年4月に発足。本展はそのAIRS企画によるもの。

「100の白熱灯のための接点」 鶴岡アートフォーラム 2010 photo : 木暮伸也

また、11月7日からは、筑波大学内にあるアートギャラリーT+ (ティータス)でもタムラサトル個展「6A214のための接点」が開催される。

アートギャラリーT+は、筑波大学の芸術の学生、教職員の制作の発表の場として設けられ、毎週個性溢れる展示が行われているスペース。T+のスタッフはギャラリーの管理だけでなく、卒業生へのインタビューなども行っており、本展は、タムラサトルを訪ねてインタビューをしたことがきっかけとなり、今回母校で初となる展覧会が実現した。
11月10日にはトークイベントも予定されている。

Information

AIRS企画Vol.4 「再考現学 [Re-Modernologio] 」
「タムラサトル滞在制作展」

http://www.acac-airs.com/exhibition

期間:2011年10月29日(土)~12月11日(日)の土日祝
開催時間:12:00 – 17:00
料  金:無料
会  場:AIRS006(青森県青森市長島2丁目4−20)
主催:AIRS


タムラサトル展「6A214のための接点」
http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/t-tasu/info/5893

会期:2011年11月7日(月)~11月18日(金) ※土日休館
開館時間:9時~17時
会場:アートギャラリーT+ (筑波大学内)
企画主催:アートギャラリーT+
入場無料

■トークイベント
開催日時:11月10日(木)18:15~
会場:6A208
入場無料
ゲスト:タムラサトル、小田井真美/アーカススタジオディレクター、他
展示作品、アーカススタジオ、そして現在のアートシーンについて語ります。