クラフトというテーマを通じて、個と文化を再考する、ポーランド発の国際文化交流企画「I, CULTURE PUZZLE」が10月8日〜16日まで、東京藝術大学美術学部上野キャンパス 絵画棟大石膏室アートスペース1&2にて行われる。

「I, CULTURE in Tokyo」とは、ポーランドがEU議長国となったことをきっかけに世界12都市で行われている文化プロジェクトの東京バージョン。
会期中は、ポーランド人ファッションデザイナー/アーティストのモニカ・ヤクビアック による現代社会における工芸クラフトをテーマとしたワークショップ開催や、国内での震災、原発事故をふまえた上で、福島の伝統工芸、漆作品の展示「生まれなおす工芸」展が行われる。

また、「生まれなおす工芸」展への電力供給を行うべく、「東京藝術発電所」展(参加作家:池田剛介、大山エンリコイサム+大和田俊、小町谷圭、西原尚、毛利悠子、山川冬樹、Taguchi)も同時開催する。現代美術作家らによって運営される本発電所は、それぞれが持ち寄ったアイデアや技術を生かしながら、ソーラーや風力、人力など様々な発電に取り組んでゆく現場となる。
また、生み出された電力を利用した作品の展示やライブパフォーマンスなどを通じて、エネルギーの問題に多角的にアプローチしていく。

11月4日~9日には関連企画として、仙台メディアテークにて「記憶をつなぐ、言葉をつなぐ」展も開催される。

震災後の「工芸」あるいは大きく「文化」、または「エネルギー問題」についてなど、多角的に捉えなおす機会となりそうだ。

Information

「I, CULTURE PUZZLE」
http://www.geidai.ac.jp/event/iculturetokyo/

開催期間 : 2011年10月8日(土)~10月16日(日)
開催時間 : 11:00-18:00
会場 : 東京藝術大学美術学部上野キャンパス 絵画棟大石膏室アートスペース1&2

アイカルチャーパズル クラフトワークショップ

10月8日[土]―10日[月・祝]
*8・9日は事前応募の20名のみ参加可能、10日は一般公開(13:00 -18:00)。
詳しくはこちら

講師:モニカ・ヤクビアック(ファッションデザイナー/アーティスト)

「生まれなおす工芸:福島の漆」展

10月8日[土]―16日[日] 11:00 -18:00
参加作家:
伊藤達矢|伊藤将和|いらはらみつみ|鵜川清二|大塚隆 | 小沢剛|儀同哲夫|土屋多加史|三浦圭一|渡邊晃一

いらはらみつみ ワークショップ
10月10日[月・祝] 13:00 -16:00

「東京藝術発電所」展

10月8日[土]~10月16日[日] 11:00-18:00
参加作家:
池田剛介 | 大山エンリコイサム+大和田俊 | 小町谷圭 | 西原尚 | 毛利悠子 | 山川冬樹 | Taguchi

参加作家によるワークショップ
10月9日[日]/10日[月・祝] 13:00-16:00
要予約(定員10名 10/10定員15名 )
自動車や自転車など日常で使っている製品の中には、小さな発電機能をもったものがあります。 こうしたパーツを利用した風力発電の仕組みづくりを通じてエネルギーについて共に手を動かしながら考えていきます。
参加ご希望の方はこちらから。

発電ライブ・パフォーマンス
10月16日[日] 17:00-18:00
出演:山川冬樹+Special guest 伊東篤宏

関連企画

「語りと記憶のプロジェクト」×「I, CULTURE in TOKYO」共同企画
「記憶をつなぐ、言葉をつなぐ」展
11月 4日[土]―9日[日] 10:00 -19:00 休館日なし
せんだいメディアテーク 5F ギャラリースペースC1