株式会社リコーによるフォトギャラリー「RING CUBE」にて、6月8日より写真家 鈴木知之による写真展「Parallelismo」が開催される。

鈴木は、昨年9月に開催された写真展「Editors’ Choice2010-雑誌が選ぶいま最も期待する若手写真家展-」で、10誌の編集者に選ばれた10人の写真家の中の一人だ。
会場で行なわれた来場者による投票「Your Choice」で最も多く票を集めたことから、今回の写真展の開催が決定された。

鈴木の作品は「Parallelismo」(パラレリズモ)という、これまでのパノラマ写真の概念を大きく変える特殊な平行移動撮影法を用いて撮影される。
主に南イタリアの街路などを記録しており、本展では都市を絵巻物のように体験できる作品を約30点展示する予定。

今回は新たに日本の街並みにも幅を広げており、パノラマ写真の新しい可能性が感じられそうな内容となっている。

Information

鈴木知之写真展「Parallelismo」(パラレリズモ)
http://www.ricoh.co.jp/dc/ringcube/event/parallelismo.html

会期:2011 年6 月8 日(水)~2011 年6 月19 日(日)
    11:00~20:00(最終日17:00 まで)
   ※休館日(火曜)を除く
会場:リコーフォトギャラリー RING CUBE ギャラリーゾーン(東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8 階・9 階
入 場 料 : 無料

お問い合わせ:03-3289-1521

Profile

鈴木知之

1963年 東京生まれ
明治大学工学部建築学科卒業
東京都立大学工学研究科修士課程終了(建築史)
山本理顕設計工場勤務後、建設設計から写真に転向し、
ヨーロッパ、東南アジア、インドなどを放浪する
以降、建築・都市風景などをテーマに制作活動を続けている
2001年 個展「Roji」(新宿コニカプラザ)
2002 年~雑誌「東京人」
2008~2009 年 法政大学建築学科陣内研究室で研究生として南イタリア調査に参加
法政大学エコ地域デザイン研究所兼任研究員
現代写真研究所講師