昨年文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞した和田永が、ブラウン管モニターを楽器として演奏するパフォーマンスプロジェクト「Braun Tube Jazz Band」で単独コンサートを開催する。

和田永の手がけるプロジェクトは3つ。オープンリール式のテープレコーダーを駆使して演奏パフォーマンスを行う「Open Reel Ensemble」、生楽器と電子楽器により構成され、蒸気フィルムで撮った映画に音楽をつける「蒸気青月楽団」、そして今回単独コンサートが決定した「Braun Tube Jazz Band」。

5月13日に渋谷WWWにて開催されたワンマンライブ「蒸気磁力ジオメトリー」(CBCNET内記事)では「Open Reel Ensenble」、「蒸気青月楽団」によるパフォーマンスが行われたが、「Braun Tube Jazz Band」名義でのパフォーマンスはこれが国内初となる。

「“Bye Bye Broadcasting” by Braun Tube Jazz Band」と題された今回のコンサートは、7月24日にアナログ電波放送の終了するその瞬間幕が開かれる。
長いアナログ放送の時代が終わり、新たな時代の始まる時間に、無線(テレビ)の精霊たちを迎え奏でるという意味が込められている。


また「Open Reel Ensemble」の初リリースも決定している。
3曲入りのEP仕様、タイトルは「Tape To Tape」。BOYCOTT RHYTHM MACHINEプロジェクトをプロデュースしてきたレーベル「vinylsoyuz(ヴァイナルソユーズ)」からのリリースとなる。
6月8日に配信サイト「OTOTOY」にて独占先行24bit/48kHzの高音質WAVデータ配信。
6月16日に行われるスペイン・バルセロナでの「SONAR FESTIVAL」出演を記念して、6月15日よりiTunes StoreにてJAPAN/EU+UK/US地域でのワールドワイド配信される。

さらには、「G/P gallery」とのコラボレーションで本物の “オープンリールテープ” での限定数リリースが8月中にも行われるようだ。

前時代のものを使用し新しい表現として昇華させる和田永の一連のプロジェクト。
是非ともチェックしてもらいたい。

Information

「“Bye Bye Broadcasting” by Braun Tube Jazz Band」
http://www-shibuya.jp/schedule/1107/000489.html

日時:2011年07月24日(日)
   OPEN/11:00 START/12:00
会場:渋谷WWW(東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル地下
   http://www-shibuya.jp/index.html  

料金:¥1,953-(税込/D別)
チケット先行予約
チケットぴあ「プリセール」受付:6/3(金)17:00~6/14(火)18:00
ローソンチケット プレリク先着先行受付:6/3(金)16:00~6/10(金)23:00
e+ プレオーダー受付:6/3(金)16:00~6/10(金)18:00

チケット発売日:06月15日(水)
ぴあ:0570-02-9999 P:141-887
ローソンチケット:http://l-tike.com/
L:71629 ※電話予約なし
e+:http://eplus.jp/
お問い合わせ:WWW 03-5458-7676(平日12:00~17:00)

主催:SMA/WWW
企画制作:和田永/SMA/WWW
協力:Open Reel Ensemble