5月2日より京都のSferaExhibitionにて、飯田竜太個展「折り目と輪郭」が開催される。

去年の11月の個展(CBCNET内記事)が記憶にも新しい、青森在住のアーティスト / 彫刻家の飯田竜太。04年にグラフィック一坪展グランプリを受賞し、graf media gmでの個展、岡本太郎現代芸術賞展や台北での展示などをはじめ、積極的な活動を行っている。
CBCNETではDot’s &Linesでの連載もしてくれた。

今回の個展に併せ飯田が注目したモチーフは、折り紙と絵はがき。

折り紙の「美しい形」を作り出しているのは、「折る」という行為と、そこから立ち表れる「折れ線、折れ目」、その繰り返しが作る「積層」の3要素という点に着目し、それら3要素の関係性を分解することで、一つづつの美しさと強さを表現する。
飯田の作品コンセプトでもある「行為、時間、積層」を折り紙で解釈するとどういったことになるのだろうか。

また、絵はがきを用いた作品「verbal -言葉にする- 」では、言葉と時間の凍結を試みた。
「絵はがきを書いた時」、「それを受け取り読んだ時」、「そこに映し出された絵はがきの絵や写真を見た時」。この時こそが絵はがきの価値であり、留めておきたいものとし、言葉の力を含んだ絵そのものをイメージの結晶として存在させることにも挑戦した。

飯田竜太の新しいアプローチを体感しに、是非足を運んでもらいたい。




Information

飯田竜太 個展 [ 折り目と輪郭 ]
http://www.ricordi-sfera.com/ja/exhibition/archive/2011/1105_iida/

会期:2011年5月2日(月) ~6月3日(金)
   11:00~20:00
   ※水曜定休
会場:スフェラ・エキシビション(京都市東山区縄手通り新橋上ル
西側弁財天町17 スフェラ・ビル2F

   http://www.ricordi-sfera.com/index.html

入場無料