Que Houxo

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BCTIONにおいて発生したyang02作品への改ざん行為とその考察

今回のBCTIONでは本当に様々な悪戯行為が作品にされました。展示を作っている側としては怒りや悲しみを感じたり、また作品と場について改めて考える機会も頂いていると思っています。
そんな中で、

#BCTIONタグでこのような投稿があり、そこから作家であるyang02と投稿者とのTwitter上での会話、またそれを観測していた作家陣や周囲の反応もあり 徐々に議論が大きくなり始めたので事の経緯と状況の整理、yang02をディレクションし彼の展示のサポートを行っていた者として個人的な見解を示しておきたいと思う。

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インターネットお寿司プローラー その4

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インターネットヤミ市お疲れ様でした。


前回のヤミ市と同様、注文をこなすのにいっぱいいっぱいで全く他のブース見れてないです。
会いたかった人とかとも話せてないし、買いたかったものも買えてないという反省点を全く生かせてない出店でしたが
おかげさまで先週食った分の寿司の元はとれたかなという具合の売上でした。
オーダーしてくださった皆様、誠にありがとうございました。
(一部未納の方には追ってご連絡致します。)

ブースからほとんど出れない具合ではあったんですが、
このブログとかインターネットお寿司プローラーを見ていて来てくれた人もいたり、
前回の「なんでもグリッチ屋さん」でデコしたiPhoneを持って再度、お寿司を注文してくれた方もいらっしゃったり、
素直にありがたかったです。
オーダーをしていただいた方々にコンセプトを説明して「何言ってんだこいつ」という顔をされながらも
理解していただいてお寿司を再構築できたのはかなり収穫だったと思う。

で、結果として当日握れたのは9貫で、現実の寿司職人のハイレベルさを思い知る結果となりました。
一度物質から解放されたお寿司をもう一度現実に引き戻すためには平面だけでもかなりの手間が必要だったり
コストも上回ってしまうので、リアルのお寿司はやはりファッキンクール(美味しいから)
別にリアルとインターネットのヒエラルキーを演出したいとかそういう意図はないんですが
両者を隔てるものには特別な興味もあったので
普段のアーティストとしての活動からある程度の距離を持ってなお
取り組んでいる課題を試行できたのは収穫としてかなり大きかったです。
目の前にあることを情報化してしまうことに対して、どこまで無自覚であるべきなのか
またその結果として生まれ得る差異や、あえて抑制するポーズをとってみることについてなど
販売していたインスタグラム禁止ステッカーにはそういった思考もあります。

こういう実験は、ヤミ市だからこそできることなのでまた懲りずに次回もなにがしかのコンテンツ考えたいと思います。
それと描いた寿司をほとんど撮影し忘れていたので、インターネットお寿司プローラーのサービスを提供されたお客様は
#yami2 でも インターネットお寿司プローラー でもよいのでキーワードいれてTwitterとかで写真をアップしておいていただけると嬉しいです。

そんなわけで、IDPWの皆様、他の出店者の皆様、お手伝いしてくださった方々など、お疲れ様でした。
また宜しくお願い致しま寿司


HouxoQue

インターネットお寿司プローラー その3

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寿司うまい

今日も寿司食いました。
いや、寿司はまじ美味いですね。
もうなんていうか、奇跡。
まじオーサムですよ、この食い物は。
ホント、ヤミ市にカッコつけて寿司食うコンセプトにしてよかった。

という、寿司への惜しみない称賛を前置きにしつつ
今回は「なぜ寿司」という部分と具体的な出店内容について言及したいと思います。

そもそも寿司(鮨)とは、奈良時代に誕生し様々なメタモルフォーゼを遂げて江戸時代にいわゆつ江戸前の握り寿司へ変化しました。
そして、明治維新、第二次大戦といったパラダイムシフトすらも乗り越えて
「ハリウッドスターは寿司通がステータス」などは当たり前、海外のスーパーでも売られるジャパニーズアイコンフードです。
knowledge from wikipedia!!!!!!!!!!!!!!!)
今ではアニメなどのヲタクカルチャーが日本のポップアイコンでしたが、一昔前まではゲイシャ・フジヤマ・スシの三点セットがマストな概念であったことに疑問の余地はなく
富士山が世界遺産登録された今こそ、まさに寿司もセカンド・サマー・オブ・ラブが始まろうとしています(僕の中で)

ただ、ここで重要なのは寿司という概念自体が日本だけに留まらず海外まで波及し
さらに中国・韓国人の似非寿司、アメリカのフュージョン寿司などといったハッキングすらも行われているということです。
そしてそれでいて尚、ジャパニーズスーパーアイコンであるということ。
これは、国境なきインターネッツワールドとの親和性を感じずにはいられません。
僕らのアイデンティティを担保しつつもグローバルな言語として機能し、なおかつハッキングまで可能なんて・・・
そう、寿司はまさにインターネットの虚数時間とも言えます。

そんなインターネッツの守護神たるお寿司との結節点については前回のポストでも説明しましたが
そのシナジーによって生み出されるリアル→インターネット→リアルという次元を超えたサービスこそが
インターネットお寿司プローラーなのです。

で、具体的になにすんの?というのは
お寿司のデコレーションペイントです。

えっ

と思ったそこのあなた。
拍子抜けしたでしょうけど、それはまだまだ数寄がわかってないということです。
お寿司をデコれる、これ最高にハイプです。
ビジュアルの完成されたもさることながら
なぜならお寿司はグローバルアイコンかつインターネットの(略)であって、それを身につけるということは
あなたもインターネットの加護を得れるということとほぼ同意義(なはず)です。
ハイコンテクストさ、いいですねいいですね。
また、考え方を変えてみてください。
リブログすると・・・
ほら、わかってきたでしょう、僕が食った寿司をただただTumblrにアップロードしていた糞ださい行為のわけを。
というわけで、インターネットお寿司プローラーにアップロードしてあるお寿司の中から、あなたのお好みの一貫(といわず何貫でも!)を
iPhoneにも、お気に入りのバックにも、またはヤミ市で買ったゴミクズにでも、リブログできます。
つまり、たかがデコペイント、されどフィジカルリブログ、というわけです。
しかも蛍光塗料で描くので、UV(ブラック)ライトで照らせばモニターの中のお寿司とリアルシンクです。
ほらほら、したくなってきたでしょう。リブログをリアルでしたくなってきたでしょう。
そんなあなたはリブログしたいメディアをたずさえて是非インターネットお寿司プローラーへいらしてください。
一日の限界が果てるまで寿司を描くbotの様になっている僕があなたへとびきりの(僕の食った)寿司をエンベッド!!!


はぁー・・・テンションあげて書いてそろそろしんどくなってきました。
というか、単に寿司をペイントするだけでしかなくて
本当のこと言うと、ゆるっとふわっとお寿司が好き!みたいなだけです。(シャリは硬く握っちゃだめだからね!)
まぁ、寿司は一日で描ける個数も限られていますので、どうぞお早めに来ていただけると嬉しいです。
(乾かす時間とかもあるからね!)

それと会場で僕のWifi飛ばしてるので、このブログ見てる人は勝手に使ってもいいです。
名前は internet_yamero で、pass は motherfucker です。
カモンジョイナスマイインターネッツ!

では、当日皆様にお会いできるのを楽しみにしております。


HouxoQue

インターネットお寿司プローラー その2

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インターネットと寿司

今日もお寿司食べました。
ので、更新してます。
そもそもインターネットと寿司は関係あるのか?

関係ありません!

考えるのも馬鹿馬鹿しい話ですね。
誕生は屋台から始まり伝統食へ、そして世界で日本の代名詞的存在にまでなった寿司がインターネットと関係あるわけがない。
もしその全く接点のないものに結節点を作るとするならば、撮影しアップロードするという行為によってでしょう。
それについては前回のポストでも書きましたが、本来食べ物の写真などは日常生活の断片の中でも消えていくもので
ここまでデジタルカメラの普及とさらにはモバイル通信技術の向上がなければ決して公共空間に晒されるような存在ではありませんでした。
(なんでも撮影するな!)
そういった現実の一部は、現代ではもはや必要以上に露出されていると僕は考えています。
と同時にそのことによって人の網膜のみに記録されていたイメージがピクセル化されてどこぞのサーバーに保存されています。
これはデジタルフォトグラフィ全般に言えることですが、デジタルに比べたら無限にも近い量の情報を含んだ対象から発せられる光をマッピングされたピクセルという記号に置き換えています。
というか、画像化する事自体が非常に現実を希釈していると言えるでしょう。
(三次元の寿司が二次元の寿司になるのだから)

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そういった事を踏まえてこの寿司をめぐる画像のスタックを説明しようとすると、それは現実の記号化にすぎません。
ただそれは確かにこの現実に存在していたし、僕によって食べられて肉体を維持するエネルギーとなっています。
記録とも言えるし、よりセンチメンタルな言い方をすれば、もはやこの世にない像とも言えます。
食事のログというのはインターネット上にアップロードするとそういった不在性を帯びているので非常に無為な情報となります。
しかし重要なのはそれが僕の肉体の糧になったという事実です。
僕は画家で、その絵は僕の肉体によって生産されます。
つまり、僕の描く絵の何%かは寿司でできているとも言えます。

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ひどい飛躍(さらにひどい説明図)ではありますが、
どこぞの海で泳いでいた魚が漁師に捕まったところから職人の手で握られ、僕の前に運ばれて来た後に起きていることはこうだと僕は確信しています。
で、そのインターネットお寿司プローラーはなんなの?ってところですが
思いの外長くなってしまったので次回のポストで説明しつつ、ヤミ市での出店内容に触れていきたいと思います。


HouxoQue

インターネットお寿司プローラー その1

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ヤミ市の出し物をなににするか悩んでいたんだけど
短文投稿サイトTwitterからの天声で寿司をだそうと思いました。
なので、とりあえず現実の寿司をインターネット(あと僕の胃袋)に取り込むべく
早速寿司屋へ行ってきました。
いやぁ、素材集めも楽じゃないですね、へへ

とりあえずログとしてヤミ市でも参照できなければならないので、ここにまとめてます。


そもそも食い物を撮影する文化について僕は以前からなにかの違和感をずっと感じていました。
インスタグラムとかフェイスブックで「今日のランチ!」とか「ディナーだよ~」といって出てくる料理の写真達、
一体誰のために見せる必要があってアップロードしているのか、全くわからなかったんですが
自分でやってもいないことを評するのはよくないなと思っていた部分もあり
今回の撮影で少し思うこともあったので書き留めておこうと思います。

よくないと思った点

1.
行儀が悪い

子供の頃からやれ「肘をついて食べるな」やれ「左手はテーブルの上に置いておく」やれ「迷い箸はやめろ」言われて育ったことを思うと
食事中にカメラをさわり、さらに撮影をするなんて本当に行儀が悪い。
まじで作品のためにやる必要がないのなら二度とやりたくないと思った。

2.
味が落ちる

食べる所作として、撮影というワンクッションが入ることでなにか不具合を感じる。
味を楽しむ前に目で楽しむ という言葉もあるが、レンズで楽しむ はなんか単純に美しくない動作なのだと思う。
その結果、料理の味を辿り着く段階でその抵抗感が導入を妨げて味への感度が下がるなと思った。


よいと思った点

1.
食べたものを確認できる

「昨日なに食った?」と聞かれてぱっと思い出せない僕としては
食べたものを記録することで、「ああ、これが胃に入って腸でさらに分解され、便となったのか」と確認できる。
つまり健康管理には割と有効だなと思った。

2.
高いものを食べた時に自慢できる

「こんないい食生活おくってます!」と声高にインターネットで宣言できるように思える。
くそか


※これはあくまで僕個人の感想です。SNSで食い物あげてる人へのディスではありません。


とりあえず、こんな感じで今週は素材集めのために寿司屋へ通おうと思ってます。
ヤミ市での出し物についてはまた改めて


HouxoQue

LaneCrawford_HongKong

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HongKong

初日の二日間で描いた壁がディスプレイされた写真が届いたのでアップします。
しっかりブラックライトでライトアップしてくれてるところに相手の熱意を感じれて嬉しい。

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LaneCrawford_IFC

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_DSC6225a

Podium 3, ifc mall, 8 Finance Street, Central, Tel: +852 2118 3388
Opening Hours: Daily, 10am to 9pm

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LaneCrawford_CR

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3 Canton Road, Tsim Sha Tsui, Tel: +852 2118 3428
Opening Hours: Daily, 10am to 10pm



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北京の写真も届き次第!

Houxo

LaneCrawford_day8 -番外編-

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今日はLANEとは別の場所で描いてきました。
実はウィンドウでペイントしてたら「ウチの壁にも描いて!」と言ってくれる人が現れ
塗料は持って帰れないんだからもったいないしやっちまうか!ってことで一日でざざっと描いてきました。
場所はthe Dongyuan Theater Courtyardとゆう名前の北京の歴史建造物を利用したプライベートサロンで
中はこんな感じ(外観のちゃんとした写真撮り忘れた・・・)

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で、今現在地下に現代的な内装のバースペースを作ってるのでそこに絵を描いてほしいとゆうことでした。

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(壁が波打ってたり、棚のところに描いてくれとか何気に超手ごわい内容・・・)

それと、昨日疲れきっていてちゃんとレポートできなかったんですが
巨大壁画描いたお店とは別の店舗のディスプレイに昨日は描いてきていました。
アップしていた写真は上の階で下のフロアにもウィンドウがあり、そこにも描いていました。

DSCF8055

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今日別のところの仕事ができたのは実は二日の予定だったここのウィンドウを早く描きあげれて一日で終わったからなんです。
(といっても終わったの朝の4時だったけど・・・w)

とゆうわけで、明日は朝からフライトで東京に戻ります。
一日も休みなくてお土産とか買う時間すらないので空港でなにか変なものあったら買っていこうかな・・・

今回、一人で慣れない英語のコミュニケーションをしながら壁画を描き続ける旅をしました。
正直結構ハードで序盤の香港の二日間とかは一日二時間しか寝れなかったし(なのに一日二枚のペースで壁画を描くw)
北京へ移ってからはペイントの道具が一部到着遅れてスケジュールを現場で調整もしていました。
また、最後のペイントも初めて会った人だったしどうなるかわからなかったから
急いで英文の契約書とかを制作したりして、大変だった。

けれども、香港から今日まで変わらずLaneCrawfordは僕に付き添いサポートし続けてくれたし
貨物のディレイの件はとても丁重に謝り続けてくれたり、
できる限りのことをして作業を全て終えられるようにずっと調整してくれていました。

本当に今回の旅は人に恵まれ、彼らのサポートなしには実現できなかったプロジェクトであったことは間違いありません。

そして、描いてるとその場で賞賛のリアクションを示してくれたり
(英語がしゃべれない人も僕が中国語がわからずとも話しかけてくれる)
ブラックライトで絵が反転した瞬間の大喜び具合とか、とにかくうれしかった。
今日のクライアントもペイントのときからちゃんと対応してくれていて
無事終わったらその場で現金で支払ってくれたんだけど
(日本とのレートの差で)それなりの金額が札束で返ってきて
自分が努力した対価をどかっともらった瞬間になにかこう報われる感覚がありました。

もちろん、旅でセンチメンタルになる瞬間はよくあることだし
ハードだったのでそれはなおさらなんだろうけど
僕は正直、(香港は正確には別の国に近いだろうけど)中国の人たちがここまで誠実だとは思っていなかったので
本当に良い意味で裏切られました。
おそらく、今回の旅で僕は中国の良い部分を見れたのだと思います。
おおらかさ、積極さ、彼らなりの誠実さ、懐の深さ

あと、友達がたくさんできました。
今回は時間がなくて全然観光もできなかったので
次に来た時には一緒に遊ぼうって約束もしました。
また来なきゃいけなくなりました。

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そんなわけでこれからちょっとだけ睡眠とったら戻ります。
まったく日本語しゃべってないのでコミュニケーションに飢えてるので
話しかけてくださいね。

あと、Laneの仕事は戻ったら写真も彼らから頂いたものを使ってちゃんとまとめます。
それでは、まだ旅は終わっていませんがブログでのリアルタイムレポートは終わりにさせていただきたいと思います。


Big Thanx for:
Yuki Tazaki
Sarah
Stephanie
HoShang
Wendy
Hong Kong
Beijing
LaneCrawford
そして応援してくれた皆様


peace
HouxoQue

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ファッキン疲れたので詳しくは明日書きます!

LaneCrawford_day6

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今日は二枚の壁を完成させました。

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制作した場所が裏の通用口のとこだったから照明がよくないから写りもあれなんですが
後日場所が移されてディスプレイされた写真もらったらまとめてあげておきたいと思います。

あと昨日書き上げた壁を少しレタッチしました。

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明日は夜から別の店舗のウィンドウにペイントです。
たぶん二つ完成させる流れかな。
あと、今日描いていたらお店のお客さんから「うちの店に描いてくれ」って言われたので
ちょっと場所をチェックしてこようと思います。

とゆうわけで、また明日!


Houxo

LaneCrawford_day5

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一昨日から描いていた壁画も完成!

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明日からはバックヤードで別の店舗のディスプレイを制作です。
サイズは3×3mと2×3mの二枚。
たぶん一日で仕上げるあれ・・・

Houxo