Que Houxo

インターネットお寿司プローラー その3

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寿司うまい

今日も寿司食いました。
いや、寿司はまじ美味いですね。
もうなんていうか、奇跡。
まじオーサムですよ、この食い物は。
ホント、ヤミ市にカッコつけて寿司食うコンセプトにしてよかった。

という、寿司への惜しみない称賛を前置きにしつつ
今回は「なぜ寿司」という部分と具体的な出店内容について言及したいと思います。

そもそも寿司(鮨)とは、奈良時代に誕生し様々なメタモルフォーゼを遂げて江戸時代にいわゆつ江戸前の握り寿司へ変化しました。
そして、明治維新、第二次大戦といったパラダイムシフトすらも乗り越えて
「ハリウッドスターは寿司通がステータス」などは当たり前、海外のスーパーでも売られるジャパニーズアイコンフードです。
knowledge from wikipedia!!!!!!!!!!!!!!!)
今ではアニメなどのヲタクカルチャーが日本のポップアイコンでしたが、一昔前まではゲイシャ・フジヤマ・スシの三点セットがマストな概念であったことに疑問の余地はなく
富士山が世界遺産登録された今こそ、まさに寿司もセカンド・サマー・オブ・ラブが始まろうとしています(僕の中で)

ただ、ここで重要なのは寿司という概念自体が日本だけに留まらず海外まで波及し
さらに中国・韓国人の似非寿司、アメリカのフュージョン寿司などといったハッキングすらも行われているということです。
そしてそれでいて尚、ジャパニーズスーパーアイコンであるということ。
これは、国境なきインターネッツワールドとの親和性を感じずにはいられません。
僕らのアイデンティティを担保しつつもグローバルな言語として機能し、なおかつハッキングまで可能なんて・・・
そう、寿司はまさにインターネットの虚数時間とも言えます。

そんなインターネッツの守護神たるお寿司との結節点については前回のポストでも説明しましたが
そのシナジーによって生み出されるリアル→インターネット→リアルという次元を超えたサービスこそが
インターネットお寿司プローラーなのです。

で、具体的になにすんの?というのは
お寿司のデコレーションペイントです。

えっ

と思ったそこのあなた。
拍子抜けしたでしょうけど、それはまだまだ数寄がわかってないということです。
お寿司をデコれる、これ最高にハイプです。
ビジュアルの完成されたもさることながら
なぜならお寿司はグローバルアイコンかつインターネットの(略)であって、それを身につけるということは
あなたもインターネットの加護を得れるということとほぼ同意義(なはず)です。
ハイコンテクストさ、いいですねいいですね。
また、考え方を変えてみてください。
リブログすると・・・
ほら、わかってきたでしょう、僕が食った寿司をただただTumblrにアップロードしていた糞ださい行為のわけを。
というわけで、インターネットお寿司プローラーにアップロードしてあるお寿司の中から、あなたのお好みの一貫(といわず何貫でも!)を
iPhoneにも、お気に入りのバックにも、またはヤミ市で買ったゴミクズにでも、リブログできます。
つまり、たかがデコペイント、されどフィジカルリブログ、というわけです。
しかも蛍光塗料で描くので、UV(ブラック)ライトで照らせばモニターの中のお寿司とリアルシンクです。
ほらほら、したくなってきたでしょう。リブログをリアルでしたくなってきたでしょう。
そんなあなたはリブログしたいメディアをたずさえて是非インターネットお寿司プローラーへいらしてください。
一日の限界が果てるまで寿司を描くbotの様になっている僕があなたへとびきりの(僕の食った)寿司をエンベッド!!!


はぁー・・・テンションあげて書いてそろそろしんどくなってきました。
というか、単に寿司をペイントするだけでしかなくて
本当のこと言うと、ゆるっとふわっとお寿司が好き!みたいなだけです。(シャリは硬く握っちゃだめだからね!)
まぁ、寿司は一日で描ける個数も限られていますので、どうぞお早めに来ていただけると嬉しいです。
(乾かす時間とかもあるからね!)

それと会場で僕のWifi飛ばしてるので、このブログ見てる人は勝手に使ってもいいです。
名前は internet_yamero で、pass は motherfucker です。
カモンジョイナスマイインターネッツ!

では、当日皆様にお会いできるのを楽しみにしております。


HouxoQue


インターネットお寿司プローラー その2

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インターネットと寿司

今日もお寿司食べました。
ので、更新してます。
そもそもインターネットと寿司は関係あるのか?

関係ありません!

考えるのも馬鹿馬鹿しい話ですね。
誕生は屋台から始まり伝統食へ、そして世界で日本の代名詞的存在にまでなった寿司がインターネットと関係あるわけがない。
もしその全く接点のないものに結節点を作るとするならば、撮影しアップロードするという行為によってでしょう。
それについては前回のポストでも書きましたが、本来食べ物の写真などは日常生活の断片の中でも消えていくもので
ここまでデジタルカメラの普及とさらにはモバイル通信技術の向上がなければ決して公共空間に晒されるような存在ではありませんでした。
(なんでも撮影するな!)
そういった現実の一部は、現代ではもはや必要以上に露出されていると僕は考えています。
と同時にそのことによって人の網膜のみに記録されていたイメージがピクセル化されてどこぞのサーバーに保存されています。
これはデジタルフォトグラフィ全般に言えることですが、デジタルに比べたら無限にも近い量の情報を含んだ対象から発せられる光をマッピングされたピクセルという記号に置き換えています。
というか、画像化する事自体が非常に現実を希釈していると言えるでしょう。
(三次元の寿司が二次元の寿司になるのだから)

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そういった事を踏まえてこの寿司をめぐる画像のスタックを説明しようとすると、それは現実の記号化にすぎません。
ただそれは確かにこの現実に存在していたし、僕によって食べられて肉体を維持するエネルギーとなっています。
記録とも言えるし、よりセンチメンタルな言い方をすれば、もはやこの世にない像とも言えます。
食事のログというのはインターネット上にアップロードするとそういった不在性を帯びているので非常に無為な情報となります。
しかし重要なのはそれが僕の肉体の糧になったという事実です。
僕は画家で、その絵は僕の肉体によって生産されます。
つまり、僕の描く絵の何%かは寿司でできているとも言えます。

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ひどい飛躍(さらにひどい説明図)ではありますが、
どこぞの海で泳いでいた魚が漁師に捕まったところから職人の手で握られ、僕の前に運ばれて来た後に起きていることはこうだと僕は確信しています。
で、そのインターネットお寿司プローラーはなんなの?ってところですが
思いの外長くなってしまったので次回のポストで説明しつつ、ヤミ市での出店内容に触れていきたいと思います。


HouxoQue


インターネットお寿司プローラー その1

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ヤミ市の出し物をなににするか悩んでいたんだけど
短文投稿サイトTwitterからの天声で寿司をだそうと思いました。
なので、とりあえず現実の寿司をインターネット(あと僕の胃袋)に取り込むべく
早速寿司屋へ行ってきました。
いやぁ、素材集めも楽じゃないですね、へへ

とりあえずログとしてヤミ市でも参照できなければならないので、ここにまとめてます。


そもそも食い物を撮影する文化について僕は以前からなにかの違和感をずっと感じていました。
インスタグラムとかフェイスブックで「今日のランチ!」とか「ディナーだよ~」といって出てくる料理の写真達、
一体誰のために見せる必要があってアップロードしているのか、全くわからなかったんですが
自分でやってもいないことを評するのはよくないなと思っていた部分もあり
今回の撮影で少し思うこともあったので書き留めておこうと思います。

よくないと思った点

1.
行儀が悪い

子供の頃からやれ「肘をついて食べるな」やれ「左手はテーブルの上に置いておく」やれ「迷い箸はやめろ」言われて育ったことを思うと
食事中にカメラをさわり、さらに撮影をするなんて本当に行儀が悪い。
まじで作品のためにやる必要がないのなら二度とやりたくないと思った。

2.
味が落ちる

食べる所作として、撮影というワンクッションが入ることでなにか不具合を感じる。
味を楽しむ前に目で楽しむ という言葉もあるが、レンズで楽しむ はなんか単純に美しくない動作なのだと思う。
その結果、料理の味を辿り着く段階でその抵抗感が導入を妨げて味への感度が下がるなと思った。


よいと思った点

1.
食べたものを確認できる

「昨日なに食った?」と聞かれてぱっと思い出せない僕としては
食べたものを記録することで、「ああ、これが胃に入って腸でさらに分解され、便となったのか」と確認できる。
つまり健康管理には割と有効だなと思った。

2.
高いものを食べた時に自慢できる

「こんないい食生活おくってます!」と声高にインターネットで宣言できるように思える。
くそか


※これはあくまで僕個人の感想です。SNSで食い物あげてる人へのディスではありません。


とりあえず、こんな感じで今週は素材集めのために寿司屋へ通おうと思ってます。
ヤミ市での出し物についてはまた改めて


HouxoQue