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ここ数日、久しぶりの風邪を患って休んでいた。
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熱を出して寝ていると、自分の知覚自体があやふやなので色々なものを感じる。
たとえば、枕元に誰か立っている気配とかそうゆうもの。
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別にオカルティックなものを信仰しているわけではないけど
絵を描いている時もよく”気配”のようなものを感じることがある。
夜の暗闇の中で光る絵を書いているわけなのだから
そうゆうものを引き寄せたとしても不思議ではないし
いたとしても〆切のほうが圧倒的に怖いので気にせず制作をしている。
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ただ、芸術の起源自体が(最古の絵画である洞窟の中の壁画などは)魔術儀式のために用いられたものだから
そうゆう意味ではとても自然なことのようにも思う。
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そんなことを考えながら、そういった不可視領域自体が技術によって駆逐されていくほど
僕らの営みは起源回帰していくようにも思う。
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例えば、宇宙を観測しているうちに光学的に認識できない物質を発見して不可視領域に立ち会ってしまうような
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そうゆう意味では、技術によって殲滅されたオリジナルの価値はもう一度蘇生されるのではないか。
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そもそも死ぬことはなく、今もなおそれは残り続けている。
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