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Graphic by Saki Ho (Milkxhake)

2014 年の 4 月以来久しぶりに blog を書きます。前回書いてからずいぶん時間がたったようで、大人になるとあっという間に数年がすぎちゃうんだなとあらためて感じます。

で、今度 2017 年 9 月 9 日にシンガポールのナショナルデザインセンター (NDC) で Mobile Talk というトークイベントが開催されます。後藤哲也さん、 Javin Mo (Milkxhake) さんが企画しているトークイベントで、たぶんアジアのデザイナーが国を超えてプレゼンテーションと交流をするイベントだと思っています。

Mobile Talk は過去に 3 回開催していて、日本からは UMA/design farm + Muesum, 写真家 Gottingham さん + YCAM 西翼さん、雑誌 アイデアの室賀さんなどが、外国勢では韓国の Na Kim さん、ShinShin, The Book Society など面白い活動をしている面々が参加しています。

自分は web とインスタレーションが中心で、ブックデザインやテーブルに並べてかっこいいグラフィック作品を作っていないので、会場で浮いてしまわないようにと震えながらも 4 回目の日本担当としてトークすることになりました。新しい人と会える嬉しさと、浮かないようにという不安が混ざっています。

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Photo by Kim Jinsol

あわせて、シンガポールの Temasek Polytechnic Singapore にて City Text/ure Exhibition が開催されます。 2015 年に韓国・ソウルでおこなわれた TypoJanchi の巡回展で、わたしは後藤さんとの共作「ASIA CITY TEXT/URE」を展示します。アジア 7 都市のデザイナーが撮影した街の看板などの文字を 7 台のディスプレイで表示するという作品です。

7 台がバラバラに動いているだけでは作品としてまとまりがないので、韓国では wifi を使って各端末を LAN で連動させる形で動きでつなぐような演出をしました。それに現代のディスプレイ大国というだけあり、 SAMSUNG の 4K モニターを 7 台も展示用にお借りできたので、 Zero Lab の躯体デザインあわさって、とても美しい作品になりました。動画を撮り忘れたのが悔やまれます。

今回は準備期間も短いので、「意外と時計で正確に動きを合わせられるのでは」という直感をたよりにき wifi を使わず、ローテクに時計を使って、7台を同期する仕掛けを用意しています。 個々の端末が connect していないのに、勝手に時代を共有しシンクロしているような展示状態というのは作品のコンセプトにも合うようにおもっています。それに今回は 4K モニターはないので、レイアウトも工夫しながら、通りすがりに握手するようないい感じにばらばらで、いいかんじにつながっている関係を作り出せればできればと思っています。

ということで、どちらもフリーなので、もしシンガポール付近におられる方はぜひお越しください!