いままで愚痴を言う人の気持がわからなかった。

・愚痴
というのはつまり
・物事Aに不満がある
ので、

1.物事Aを変えるように働きかける
2.それが難しい場合は物事Aから離れる

などをしないと、
物事Aが解決されないので
事態は変わらない。
根本的な解決をしないと、
結局また同じ愚痴を繰り返すことになる。

つまり愚痴とは物事Aがいかに良くないかを話す
ことであって、イコール生産性がゼロ!!!!
これはひどい。
人生は短いので、そんなことをしている時間があったら
漢字の書き取りでもしていたほうが有益である。

ということで、いままでは
「愚痴=物事Aから離れたい」
だから、愚痴を言ってる人は
その対象から離れたいのだと思ってたんだけど、
最近それは逆なんだってことに気がついた。

愚痴を言う人は、物事Aから離れたくないから
愚痴を言ってる。
たいがい、ものごとの解決法など建設的な意見は求めておらず、
離れたくない愛情の裏返しであることが多い。
会社の愚痴を言う人は辞めない。
恋人の愚痴を言う人は別れない。

いやそうな表情をしていても、内心も
いやだと思っているのかはわからない。
まあ普通本当に嫌いなものについてって
しゃべりたくもないから愚痴すら言わないのかも。
愚痴を言う人に「じゃあこうしたらいいじゃん」
みたいな解決法をしたり顔でアドバイスしまくったりすると、
友達がガンガン減るので気をつけたい。

そのへん、ことばを額面通りに受け取らないほうが
よいことも世の中には多い。
世界ってほんと複雑にできてるな。
わたしにはとてもたちうちできそうにない。