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UK Interactive Design Exhibition[ RESPONSIVE ]

英国新世代アーティスト達によるインタラクティブデザインの現在
http://www.ukinteractivedesign.jp


Posted at : 2007年04月03日

UK Interactive Design Exhibition

responsive_main.jpg

(上の画像をクリックすると、スライドショーで画像が見れます。画像上をクリックしていくと次に進みます。Mac OS 9 IEですと表示できません。)

4/3 - REPONSIVE: REPORT
週末に開催された、UKのインタラクティブアートの展示会「Responsive」のフォトレポートをアップ。上記画像をクリックすると見れます。

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週末の六本木ヒルズということもあり周辺に多くの買い物客で賑わう中、六本木ヒルズ内の広場で「RESPONSIVE」展は開催された。大きなスクリーンに映し出された「Shadow Monster」や「Tree」などの作品は歩く人の関心を集め、気軽に参加できる非常にオープンな展示であった。土曜日には全アーティストも参加したトークショーも開催され多くの人で賑わっていた。

インタラクティブメディアアートの特徴でもある「作品を体験する」という点において子供から大人まで誰でも楽しめる空間が演出されていた。UVAによる「MONOLITH」は人が近づくと、何か宇宙の向こう側の扉、近寄るのがちょっと恐いが、近寄ると迎え入れられる、という不思議な空気を体験できる。「Shadow Monster」や「Tree」は一度その空間に入るとみんなが体をつかって、手を挙げ、足を使い、飛び上がって、と無邪気に楽しめる素晴らしい作品だった。「Shadow Monster」はスクリーンに映し出された自分の影がリアルタイムでモンスターに変わる、という魔法のようなインスタレーション。「Tree」はプロジェクターから映し出された木が風や人に揺られ、葉っぱが散る。その葉もまた行き来する人々に反応してゆらゆら揺れる。
「TEMPORARY GRAFFITI 」は特殊なインクが引いてあるキャンパスにペンライトを使って光の落書きができる。数十秒立つとだんだん薄れていき、いずれは消えてしまう一時的(TEMPORARY)な落書きだ。
こうしたインタラクティブアート作品が大きな空間で体験できることはあまりなく、多くの家族連れが楽しんでいたのは印象深かった。3日間と短い展示であったのが惜しいが、またぜひ体験してみたい素晴らしいイベントであった。


Photo&Text by Yosuke Kurita


イベント詳細は以下をご覧ください。

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uk_uva01.jpg
[ United Visual Artists / MONOLITH ]

UK Interactive Design Exhibition
RESPONSIVE
英国新世代アーティスト達によるインタラクティブデザインの現在


ブリティッシュ・カウンシルは、英国の新世代アーティスト達によるUKインタラクティブデザインの展覧会「レスポンシブ」を3 月31 日から4 月1 日まで、六本木ヒルズアリーナにて開催される。今回の展示会では、世界的に注目を浴びるUKアーティストによって、観客の行為に対して何らかの反応があるように設計されたインタラクティブなアート作品を紹介する。

本展では観客は受動的に作品を鑑賞するだけではなく、デザイナーが提供するインタラクティブなシステムに触れ、表現のプロセスに積極的に参加可能となっている。展示作品には、スクリーンに映し出された人の影がリアルタイムでモンスターに変化するインスタレーション「SHADOW MONSTER」(Philip Worthington)や、人が近づくと眩しい光と音量を発する「MONOLITH」(UVA)などがあり、注目すべきUKインタラクティブデザイナーの革新的なインタラクティブメディアを体験できる貴重な機会になるだろう。

また展覧会の開催にあわせ、本展に参加するUK アーティスト5 組が、それぞれの作品コンセプトの説明やアイディアソース、技術との関連性などについて語るプレゼンテーションが3 月31 日 16:00 より開催される。


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Simon Heijdens / TREE

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Philip Worthington / SHADOW MONSTER

プレスリリースより抜粋:

英国の新世代アーティストたちによるUKインタラクティブデザイン展『レスポンシブ』は、観客の行為に対して,何らかの反応があるように設計されたインタラクティブなアート作品を紹介する展覧会です。
インターとは「結ぶ」、アクティブとは「活動」、二つの言葉が融合したインタラクティブとは、「相互に作用する」という意味を持ちます。インタラクティブデザインは、オーディエンスとの間にコミュニケーション=対話を生み出す新しい表現手段といえるでしょう。

近年英国において台頭してきているインタラクティブデザイナーたちは、デジタルという量子化された絵の具を使い、自分を取り巻く環境や状況、その全てを生きたキャンバスという表現メディアと見立て、自身が思い描く世界を自由に、プログラマブルに描き出しています。彼等にとっては、映し出せるもの全てがミュージアムであり、街そのものがミュージアムなのです。
本展では、観客は受動的に作品を鑑賞するだけではなく、デザイナーが提供するインタラクティブなシステムに触れ、表現のプロセスに積極的に参加します。環境に呼応し変化する作品や、人の動きに反応し変化する作品など、本展を通して、英国インタラクティブクリエイションの現在を実感できることでしょう。

開催概要
【タイトル】 UK Interactive Design Exhibition RESPONSIVE
-英国新世代アーティスト達によるインタラクティブデザインの現在-

【会場】 六本木ヒルズアリーナ(03-6406-6611)
http://www.roppongihills.com/jp/arena/
【日時】 3 月30 日(金)、31 日(土)11:00~22:00
4 月1 日(日)11:00~18:00
【入場料】 無料
【URL】 http://www.ukinteractivedesign.jp

【問い合わせ】 ブリティッシュ・カウンシル(Tel: 03-3235-8038)
【主催】 ブリティッシュ・カウンシル
【協力】 森ビル株式会社、テレビ朝日、松下電工株式会社
【制作】 ラップネット
【企画コーディネイト】 Projector Inc
【グラフィックデザイン】 菅原鉄博

展覧会関連イベント「UK インタラクティブデザイン スペシャルプレゼンテーション」
【会場】 テレビ朝日イベントスペース「UMU」
http://www.tv-asahi.co.jp/hq/umu/
【日時】 3 月31 日(土)16:00~18:30 (15:30~開場)
【参加費】 無料
【申込み方法】 uk-arts@britishcouncil.or.jp宛てにお名前、ご所属、ご連絡先を明記の上お申込み下さい。

【参加アーティスト】

United Visual Artists, Philip Worthington, rAndom International, Simon Heijdens, Troika
【スケジュール】 16:00-16:20 Troika
16:20-16:40 Simon Heijdens
16:40-17:00 rAndom International
17:00-17:40 Philip Worthington
17:40-18:20 United Visual Artists
18:30-20:30 Party


【参加アーティストプロフィール】

ユナイテッド・ビジュアル・アーティスト
United Visual Artists

照明等、光をベースとした革新的なビジュアルデザインで知られるUVAは、U2、マッシブ・アタック、ベースメント・ジャックスなど、これまでに様々なアーティストのステージに光のインスタレーションを提供し、話題を呼んでいる。
http://www.uva.co.uk/

サイモン・ハイデンス
Simon Heijdens

1978年生まれ。学生時代に、実験的な映像制作とプロダクト・デザインを学ぶ。現在はその知識を活かし、映像のテクニ
ックとオブジェクトを進化させる作品制作に取り組み、自ら未知の世界を切り開いている。
http://www.simonheijdens.com

ランダム・インターナショナル
rAndomInternational

ロンドンを拠点に活動するデザイン・コレクティブ。2002 年設立。テクノロジーの遺物、アート、科学、デザインを組み合わせ、これまでにNOKIA、セルフリッジス、HondaF1 レーシング・チームなどのプロジェクトに参加している。
http://www.random-international.com

トロイカ
TROIKA

ロイヤル・カレッジ・オブ・アート出身の3人によって2003年に結成されたアート集団。印刷物やプロダクト・デザイン、インスタレーションまで幅広くこなす。アートとデザインを組み合わせた遊び心溢れた作品や、やや過激な作品で知られる。
http://www.troika.uk.com


フィリップ・ワーシントン
Philip Worthington

ロイヤル・カレッジ・オブ・アートインタラクションデザイン修了。2002年にデザイン事務所を設立。様々な分野のデザインを担当し、PSPやEye Toyの監修や、IBMの視覚情報の開発にも携わる。現在もっとも注目されているインタラクティブデザイナーである。
http://www.worthersoriginal.com